秋色のくじゅう花公園|満開の千日紅と、まだ会えないアサギマダラ

くじゅう花公園で咲くピンクの千日紅をやわらかく写したアイキャッチ画像 撮影スポット

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2026年9月20日。

車中泊撮影旅の2日目、朝一番に向かったのは大分県竹田市の「くじゅう花公園」です。

今回一番撮りたかったのは、ちょうど見頃を迎えていた千日紅(センニチコウ)。

SNSで開花状況を見ていて、一面に咲く姿を見たときから「これは撮りに行きたい」と思っていました。

そしてもう一つ、気になっていたのがアサギマダラです。

昨年ここで初めてアサギマダラを撮影しました。

ふわっと舞いながら花に止まる姿がとてもきれいで、今年もまた会えたらと思っていました。

ただ、9月20日はまだ少し早いかもしれません。

今回は千日紅を撮りながら、アサギマダラの様子も見てみることにしました。

曇り空のくじゅう花公園へ

到着したのは朝9時ごろ。

空は雲に覆われていて、今にも雨が降りそうです。

風はほとんどありませんでした。

久住高原まで来ると、思っていたより空気がひんやりしています。

9月なので半袖で来てしまったのですが、じっと撮影していると少し肌寒いくらい。

「薄手の長袖を一枚持ってくればよかったな」と、早くも思いました。

天気だけを見れば少し残念に感じる曇り空。

でも花を撮るとなると、こういう柔らかい光も悪くありません。

強い影が出にくく、花の色も落ち着いて見えます。

今日はこの光を生かしながら撮ってみよう。

そんな気持ちで園内へ入りました。

撮影の前に、まずは朝ごはん

この日はまだ朝食を食べていなかったので、園内に入って最初に「パルテール・くるくる亭」へ。

手作りピザや日田焼きそばなどを楽しめる、くじゅう花公園内のお店です。公式サイトでも9:00から営業と案内されています。くじゅう花公園

開店したばかりだったこともあり、このときは待ち時間もほとんどありませんでした。

日田焼きそばやピザ、カレーをいくつか注文して少しずつ味わいます。

ここは料理がしっかりしていて、以前からお気に入り。

昼になると並んでいることもあるので、朝一番に食べておいたのは正解でした。

料理を待っている間も、カメラを持って入口周辺を少し散策。

紫色の花のまわりでは、蜂が忙しそうに飛び回っています。

朝ごはんを待っている時間まで撮影時間になってしまいました。

紫色の花のまわりを飛ぶ蜂を撮影した、くじゅう花公園の一枚

園内を歩きながら、秋の花を探す

食事を終え、ここから本格的に園内を歩きます。

途中で目に留まったのが、地面から直接花が伸びているように見える淡い紫色のコルチカム(イヌサフラン)。

透明感のある花びらがきれいで、この時期に来ると毎年気になってしまいます。

くじゅう花公園の草むらから伸びる淡い紫色のコルチカムのつぼみ

さらに歩いていると、彼岸花も咲いていました。

そこへ黒いアゲハチョウが飛んできます。

花から花へ動き回るので簡単ではありませんが、しばらく動きを追いながら撮影しました。

この日は70-200mmをほぼ一日使っています。

少し距離を取ったまま花や蝶を狙えるので、こういう場面でも使いやすいレンズです。

くじゅう花公園で白い彼岸花に止まる黒いアゲハチョウと赤い彼岸花
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満開の千日紅へ

そして今回、一番楽しみにしていた千日紅のエリアへ。

目の前には、ピンク、白、濃い紫。

たくさんの千日紅が咲いていました。

訪問後に確認した公式サイトでも、2026年9月下旬の千日紅は「満開」と案内されています。くじゅう花公園

最初はいろいろな色を撮っていたのですが、ファインダーをのぞいているうちに気になってきたのはピンク色でした。

白も濃い紫もきれい。

それでも何度撮っても、ピンクの千日紅にカメラが向きます。

「この色が一番、自分の好みに合うな」

撮りながら、だんだんそう思うようになりました。

くじゅう花公園に広がる満開のピンク色の千日紅

今回は70-200mmを使い、できるだけ大きなボケを生かしながら撮っています。

一面に咲いている千日紅をそのまま写すのではなく、その中から主役になる花を探します。

手前の花をぼかしたり、奥にピンク色を残したり。

少し位置を変えるだけでも背景の色やボケ方が大きく変わります。

満開の花畑を前にすると、つい全部を写真に入れたくなります。

でも今回はむしろ狭く切り取って、一輪、数輪だけに目を向ける撮り方がしっくりきました。

くじゅう花公園で前後を大きくぼかして撮影したピンク色の千日紅

今回撮影した中でも、このピンクの千日紅はお気に入りの一枚です。

曇り空の柔らかい光も、この花には合っていました。

晴れていなくても花撮影は楽しめる。

むしろこんな日だから撮れる色もあるんだなと感じます。

くじゅう花公園で一面に咲くピンク色の千日紅を望遠で切り取った写真

マリーゴールドは、やっぱり難しい

続いて向かったのはマリーゴールド。

広い範囲にたくさん咲いていて、実際に目で見るととても華やかです。

ところがカメラを構えると、急に難しくなりました。

花が密集しているので、どこを主役にすればいいのか迷います。

今回は周囲とは少し色の違う花を見つけ、そこを主役にして撮ってみました。

悪くはない。

でも写真を見返すと、どこか物足りません。

「マリーゴールドって、やっぱり難しいな」

改めてそう感じました。

次に撮るなら、花壇の端で背景が抜ける場所を探したり、もっと大胆に前ボケを入れてみたり。

今回はうまくいかなかったからこそ、もう一度試してみたい被写体になりました。

くじゅう花公園で咲く黄色とオレンジ色のマリーゴールドを前ボケを入れて撮影した写真

緑のコキアと、静かに並ぶ椅子

園内には広いコキアのエリアもあります。

この日はまだ緑色。

真っ赤なコキアには少し早い時期でした。

公式サイトでも、この時期は「コキア Green」として案内されています。くじゅう花公園

それでも、ここでお気に入りの一枚が撮れました。

気になったのは、コキアの手前に並んでいた椅子。

緑色のコキア。

曇った空。

誰も座っていない椅子。

派手な景色ではありません。

でも、その雰囲気がとても穏やかでした。

くじゅう花公園の緑のコキアを眺めるように並んだ2脚の椅子

千日紅とは全く違う写真ですが、こちらも今回のお気に入りです。

写真を見返すと、この日の少し肌寒かった高原の空気まで思い出します。

コキアが赤く色づいたころには、同じ場所でもきっと違う景色になるはず。

季節が進んだころに、もう一度ここから撮ってみたくなりました。

アサギマダラを探してみたけれど、この日は会えず

最後に探したのがアサギマダラです。

昨年撮影できた場所を思い出しながら、その周辺を歩いてみました。

アサギマダラが好むフジバカマの周りも気にしながら探します。

けれど、この日は姿を見つけられませんでした。

くじゅう花公園では秋にアサギマダラの飛来時期があり、2026年も9月19日から10月25日に合わせたイベントが開催されています。くじゅう花公園

昨年初めて撮影したときの印象が強く残っていたので、少し残念。

それでも、

「アサギマダラは次だな」

そんな気持ちになりました。

この日から季節がもう少し進めば、状況も変わってくるはずです。

次は千日紅ではなく、アサギマダラを追いかけながら園内を歩くことになるかもしれません。

10月中に、もう一度訪れてみたいと思っています。

この写真は去年の10月26日に訪れた際の写真です。

昨年くじゅう花公園でフジバカマにとまるアサギマダラを撮影した写真

9月の久住高原、薄手の上着を持ってくればよかった

今回、少し失敗したのが服装です。

9月なので半袖でも大丈夫だろうと思っていましたが、曇り空の久住高原は思っていた以上にひんやりしていました。

歩いている間はそれほど気にならなくても、花の前で立ち止まって撮影していると、だんだん肌寒く感じます。

こういう「寒くなるかもしれないな」という日は、普段モンベルのU.L.ストレッチ ウインドパーカをリュックに入れて持ち歩いています。

かなり軽く、収納するととてもコンパクトになるので、撮影機材が入ったリュックでもほとんどかさばりません。

薄手ですが、風をしのげるだけでも体感はかなり違います。

高原での撮影や、朝夕の気温差がありそうな日に持っていきやすく、気に入って使っている一枚です。

私が使っているものは少し前のモデルで、現在販売されているものとはデザインが若干変わっています。

現行モデルは仕様もアップデートされているので、コンパクトに持ち歩けるウインドブレーカーを探している方にはおすすめしやすいと思います。

軽くてコンパクト。撮影旅の防風・肌寒さ対策に愛用しています
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今回は完全に持ってくるのを忘れてしまいました。

花の開花状況だけでなく、撮影日の気温や天気も確認して、次からは少しでも寒そうならリュックに入れておこうと思います。

くじゅう花公園の場所とアクセス

くじゅう花公園は、大分県竹田市久住町大字久住4050にあります。公式案内では現在8:30〜17:30、最終受付17:00。入園料は花の見頃によって変動するため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認するのがおすすめです。くじゅう花公園

花を撮影しに行くなら、開花状況も直前に確認しておくと安心です。

同じ秋でも、千日紅、コキア、マリーゴールド、アサギマダラでは楽しめる時期が少しずつ違います。

今回も千日紅は満開。

コキアはまだ緑色。

アサギマダラには会えませんでした。

一度に全部を見るというより、その日に出会えた景色を撮る。

くじゅう花公園は、何度来ても違うものを撮りたくなる場所です。

曇り空だから撮れた、秋色の一日

この日は青空もなく、撮影を始める前は少し地味な一日になるかもしれないと思っていました。

でも実際にカメラを構えてみると、曇り空だからこその柔らかな光があります。

特に千日紅では、強い影を気にせず、花の色とボケに集中できました。

そして今回、一番惹かれたのはやっぱりピンク色。

満開の花の中を歩きながら、自分が「撮りたい」と思える一輪を探していく。

そんな時間も楽しかったです。

アサギマダラには会えませんでした。

コキアもまだ緑色。

少しだけ、続きが残ったような一日になりました。

季節がもう少し進んだら、今度はどんな景色になっているのか。

次に訪れるときは、フジバカマの周りを舞うアサギマダラに会えることを楽しみにしています。

くじゅう花公園の園内で地面に積もった栗のイガ

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