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2026年7月18日、鹿児島県指宿市へ車中泊撮影旅に出かけました。
旅の初日に最初の撮影場所として訪れたのは、池田湖畔にあるレイクグリーンパーク周辺です。
この場所を訪れるのは、今回が初めてではありません。
前年の秋に訪れたとき、コスモス畑の向こうに池田湖が広がり、さらにその奥には開聞岳が見えていました。
花畑と湖、山を一緒に撮影できる景色がとても印象に残っていた場所です。
「あのコスモス畑は、夏になったらひまわり畑に変わっているのでは?」
今回はそんな期待を抱きながら、真夏の池田湖へ向かいました。
ところが、到着して目に入ったのは、期待していた一面の黄色ではありません。
緑の畑の中に、うっすらとピンク色が混じっていました。
近づいてみると、そこに植えられていたのはコスモス。
ひまわりを探して訪れた池田湖で、まさか真夏のコスモスに出会うとは思っていませんでした。

レイクグリーンパークの場所とアクセス
今回コスモスを撮影したのは、鹿児島県指宿市池田にある「レイクグリーンパーク(えぷろんはうす池田)」周辺の花畑です。
レイクグリーンパークの目の前には池田湖が広がり、天候に恵まれれば薩摩富士とも呼ばれる開聞岳を望めます。
園内ではスワンボートやシーカヤック、SUPなどの水上アクティビティも行われており、多目的広場や遊具、食堂などもあります。所在地は鹿児島県指宿市池田3537。普通車70台、大型車5台分の駐車場とトイレが案内されています。
Googleマップでは「レイクグリーンパーク」または「えぷろんはうす池田」で検索すると見つけやすいと思います。
駐車場が広く、入口も分かりやすかったため、車中泊旅行の途中でも立ち寄りやすい場所でした。
花畑周辺は草の生えた土の地面です。
サンダルでも歩けないわけではありませんが、虫刺されや汚れが気になる場合は、スニーカーなど足元を覆える靴の方が安心だと思います。
ひまわりを期待していたら、真夏のコスモス
レイクグリーンパーク周辺に到着したのは、14時頃でした。
車を停めると、すぐに花畑の方へ歩いて向かいました。
池田湖の湖畔には数名の観光客がいましたが、コスモス畑を見て回っている人はほとんどいません。
周囲を気にせず撮影しやすい状況ではありましたが、コスモスはまだ満開ではありませんでした。
背丈は高く伸びているものの、咲いている花の数は少なく、畑全体の密度も薄い状態です。
前年の秋に見たような、一面にピンク色が広がる景色を写真で表現するのは難しそうでした。
それでも、もうこの時期なのにコスモスが植わっていたことに驚きました。
まさか真夏にコスモスを見られると思わず、花を見つけた瞬間は自然と心が弾みました。
指宿市の公式では、えぷろんはうす池田周辺のコスモスは、例年11月中旬から12月中旬頃の花として案内されています。7月18日にコスモスを見つけたことは、やはり少し意外な出来事だったようです。

風に揺れるコスモスにピントが合わない
この日の池田湖周辺は、雲が多いものの晴れていました。
時刻は太陽が真上に近い午後2時頃。
気温は約37℃あり、日差しも強く、圧倒的に暑い中での撮影になりました。
さらに、湖畔には少し風が吹いていました。
人にとっては少し心地よく感じる風でも、背丈が高く、細い茎で立っているコスモスは大きく揺れます。
花にピントを合わせても、シャッターを切る瞬間には別の場所へ動いてしまいます。
今回、コスモスを撮影するときはF値を下げ、周囲をぼかしながら花を目立たせようとしました。
ただ、F値を下げてピントが合う範囲を狭くすると、風で揺れる花を捉える難しさはさらに増します。
花が一瞬止まるタイミングを待ちながら何度もシャッターを切りましたが、思い描いたような写真には、なかなか届きませんでした。
次回、同じような風の中で花を撮影するときは、シャッタースピードをもう少し速く設定し、花の動きを止めることも意識したいと思います。

花の密度が少ない中で、どう切り取るか
今回使用したカメラはEOS R6 Mark III。
レンズはRF70-200mm F2.8 L IS USMと、RF50mm F1.4 L VCMを持って行きました。
花の密度が少ないため、広く撮影すると緑の部分が目立ってしまいます。
そこでRF70-200mm F2.8 L IS USMを使い、比較的花が集まっている場所を探しながら、狭い範囲を切り取ることにしました。
広いコスモス畑として見せるのではなく、数輪の花に注目して撮影します。
背景をぼかし、咲いている花だけを重ねるように構図を作ることで、実際よりも少し密度があるように見せられないか試しました。
それでも、作品と呼べるような写真は少なかったというのが正直なところです。
風で花が揺れ、日差しも強く、撮影条件は簡単ではありませんでした。
ただ、思い描いていた景色と違う中でも、目の前にある被写体をどう撮るか考えられたことは、自分にとってよい経験になりました。

開聞岳が雲に隠れ、予定していた構図を変更
今回、本来撮りたかったのは、花畑を手前に入れ、その奥に池田湖と開聞岳を重ねた写真でした。
しかし、開聞岳がある方向には厚い雲が広がっていました。
山の形を確認することもできず、予定していた構図で撮影するのは難しい状況です。
天気や雲は自分では変えられません。
そこで、開聞岳を入れることにはこだわらず、池田湖とコスモスを分けた構図へ切り替えました。
池田湖側を撮影するときはF値を上げ、湖や周辺の景色に広くピントが合うようにします。
一方、コスモスを主役にするときはF値を下げ、花以外をぼかすようにしました。
同じ場所でも、撮りたいものに合わせて設定を変えていきます。

スワンボートを池田湖のアクセントに
開聞岳の代わりに写真のアクセントになってくれたのが、池田湖に浮かぶスワンボートでした。
静かな湖面だけを撮るよりも、白いスワンボートが入ることで、写真の中に小さな物語が生まれます。
家族やカップルが湖の上で過ごしている様子も、池田湖のゆったりした雰囲気によく合っていました。
花畑と開聞岳を撮影するつもりで訪れましたが、予定していなかったスワンボートの写真が、思っていた以上に気に入った一枚になりました。
期待していた被写体が撮れないときでも、周囲をよく見ると別の被写体が見つかることがあります。
今回の撮影では、そのことを改めて感じました。

レンズ交換ができるカメラバッグが役立った
コスモスを狭く切り取りたいときはRF70-200mm F2.8 L IS USM。
池田湖の広がりや、その場の空気を自然な距離感で残したいときはRF50mm F1.4 L VCM。
撮影するものに合わせ、途中でレンズを交換しました。
約37℃の暑さの中でレンズ交換をするのは少し大変でしたが、必要な機材をまとめて持ち歩けるカメラバッグがあったことで、車まで戻らずにレンズを選べたのは助かりました。
一方で、この日はカメラ本体もすぐに熱を持ち始めました。
炎天下で撮影を続けることによる機材への負担が心配になり、無理に長時間撮り続けることは避けました。
夏の撮影では、自分自身の暑さ対策だけでなく、カメラを直射日光に当て続けないことも大切です。
撮影の途中で日陰に入り、カメラを休ませる時間も必要だと感じました。
撮影後は車で約5分のIKEDAKO PAXへ
14時30分を過ぎた頃、レイクグリーンパーク周辺での撮影を終えました。
暑さで体力を消耗していたため、冷たい飲み物を飲みながら休憩することにしました。
レイクグリーンパークを出発し、池田湖沿いを車で5分ほど移動して「IKEDAKO PAX」へ向かいました。
レイクグリーンパークとIKEDAKO PAXは、どちらも池田湖畔にありますが、同じ敷地内の施設ではありません。
IKEDAKO PAXは、鹿児島県指宿市池田5123番地7にある池田湖観光施設公園です。
施設内には「danken COFFEE いけだ湖パクス店」があり、水上デッキや池田湖を眺めながら過ごせる空間が整備されています。営業時間は9時から18時、定休日は無休と案内されています。駐車場は普通車46台、大型車3台分あり、トイレもあります。
冷たい飲み物と池田湖を眺める時間
danken COFFEEで冷たい飲み物を購入し、日陰で休憩しました。
撮影中は暑さや風、花の少なさが気になっていましたが、座って池田湖を眺めていると、少しずつ気持ちが落ち着いていきます。
目の前には穏やかな湖が広がり、時間の流れまでゆっくりになったように感じました。
撮影では思い通りにならないことが多く、うれしさと残念さが混じった複雑な気持ちが残っていました。
それでも、撮影後に池田湖を眺めながら過ごした時間も含めて、この場所を再び訪れてよかったと思えました。
時間の過ぎ行く、ゆったりした空間を楽しむことができたので良かったです。
danken COFFEEではコーヒーのほか、トーストやホットサンド、スイーツ、冷たいフローズンドリンクなどが案内されています。


真夏の池田湖撮影で感じた注意点
今回の撮影で、何より大変だったのは暑さです。
気温約37℃の午後に撮影したため、短時間でもかなり体力を消耗しました。
次回の夏の撮影では、日傘やハンディファンを持って行きたいと思います。
撮影中は両手を使うため、ずっと日傘を差しておくことは難しいかもしれません。
それでも、構図を考える時間や撮影の合間だけでも日陰を作れれば、体力の消耗を少し抑えられそうです。
飲み物も早めに準備し、暑くなってからではなく、撮影前からこまめに水分を取る必要があります。
また、花を撮影する場合は、当日の風の強さも意識したいところです。
風で揺れる花を撮るときは、普段よりもシャッタースピードを速くすること。
カメラが熱を持ったときは無理に撮影を続けず、日陰で休憩を挟むこと。
真夏の撮影では、撮りたい気持ちだけで無理をしないことも大切だと感じました。
ひまわりを探して、コスモスを撮った午後
今回は、ひまわり畑を期待して池田湖を訪れました。
しかし、実際に待っていたのは、まだ満開になる前のコスモス畑でした。
さらに、撮りたかった開聞岳は雲の中。
花の密度は少なく、風にも揺れ、作品と呼べるような写真は殆どありませんでした。
それでも、真夏にコスモスを見つけた瞬間の驚きや、予定していなかったスワンボートの写真、撮影後にIKEDAKO PAXで過ごした時間は、この日の大切な思い出として残っています。
撮影旅では、事前に思い描いた景色に必ず出会えるわけではありません。
期待と違ったからこそ、目の前の景色から新しい被写体を探す楽しさもあります。
コスモスが今後もっと咲けば、きっとさらにきれいな景色になるだろうと思います。
次回訪れるとしたら、もう少し開花情報や天候をしっかり集めてから、撮影に臨みたいです。
暑さ対策と機材の熱対策も整え、次こそは花畑と池田湖、その奥に見える開聞岳を一枚の写真に収めてみたいと思います。


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