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2026年8月1日、熊本県阿蘇郡産山村にあるヒゴタイ公園へ行ってきました。
昨年ここを訪れたとき、丸いヒゴタイの花と、青い模様が目を引くブルービー、そして宝石のように輝くオオセイボウに出会えたことが強く心に残っていました。
今年の目的は、咲き始めのヒゴタイとブルービーの撮影です。
昨年使っていたEOS RPからカメラもレンズも変わり、撮影経験も少しずつ増えました。同じ場所、同じ被写体にもう一度向き合ったとき、どんな写真が撮れるのか。それを確かめたい気持ちもありました。
撮影後は、車で15分ほど移動して「白川そば隠庵」へ。ブルービーを追いかけたあとの静かな古民家と、川のせせらぎを聞きながら味わう蕎麦まで、気持ちのいい日帰り撮影旅になりました。
ヒゴタイ公園の場所とアクセス
ヒゴタイ公園があるのは、熊本県阿蘇郡産山村。阿蘇五岳を望める高原にあり、園内では季節ごとにさまざまな花を楽しめます。
この日は午前8時30分ごろに到着しました。まだ開園準備中で、駐車場に停まっていた車は1台だけ。入園時に大人1人500円を支払いました。
園内は広く、傾斜もあります。ブルービーを探しながら歩くと移動量も多くなるため、履き慣れたスニーカーがおすすめです。

阿蘇五岳を眺めながら、咲き始めのヒゴタイへ
園内に入ると、正面に阿蘇五岳が見えました。快晴の空と山並みが気持ちよく、朝の時間帯で人もほとんどいません。
手前の花壇には、これから育っていく小さな苗が並んでいました。その先の斜面に見えてきたのが、今回楽しみにしていたヒゴタイの群生です。
ただ、見頃にはまだ少し早く、全体的には緑色の丸い姿が目立ちました。薄紫色に染まり始めた小さな花もありましたが、しっかり咲いていたのは体感で1割ほどです。
満開の華やかさはないものの、緑から少しずつ紫色へ変わっていく途中の姿には、この時期ならではの繊細さがありました。
まずは70-200mmを付けたEOS R6 Mark IIIで、斜面に並ぶヒゴタイや、色づき始めた花を撮影。途中で見つけたテントウムシにもレンズを向けました。
広角レンズに交換して阿蘇五岳と園内の風景も撮っています。昆虫だけに集中していると見落としそうになりますが、少し目線を上げると、高原らしい広い景色が目の前にありました。




園内を歩きながらブルービーを探す
ヒゴタイを撮りながら園内の奥へ下り、ブルービーとオオセイボウを探しました。
珍しい昆虫を探し、時折現れる一瞬を写真に残す時間は、やはり楽しいものです。ただ、この時点ではどちらも見つかりません。
探している途中には、足元で蛇を二度見かけました。自然の多い公園なので、花や昆虫だけでなく足元にも注意が必要です。特に草の近くを歩くときは、サンダルより足を覆える靴のほうが安心だと感じました。
一度引き返していると、ヒゴタイとは別のピンク色の花畑に、大きな望遠レンズを持った方が3人ほど集まっていました。
近づいてみると、その花はミソハギ。ここにブルービーが時折やって来ると教えてもらい、私も少し離れた場所で待つことにしました。
強風の中、ブルービーの飛翔撮影に挑戦
しばらく待っていると、青い姿がふっと花の間に入りました。
ブルービーと呼ばれるルリモンハナバチです。2〜3匹ほどが、現れては離れ、また少しすると戻ってきます。いつ来るのか分からない待ち時間も含めて、気持ちが高まる撮影でした。
この日いちばん苦労したのは、かなり強い風です。
ミソハギが大きく揺れ、その花に止まる小さな蜂へピントを合わせるのは至難の技。蜂が動くだけでも難しいのに、足場になる花まで前後左右に揺れます。
シャッタースピードは1/3000秒まで上げ、絞りはF4~5前後、ISOはオートに設定。風が少し弱まる瞬間と、ブルービーが花に近づくタイミングを見ながら連写しました。
EOS R6 Mark IIIの追従フォーカスにも助けられ、花に止まった姿だけでなく、飛んでいる瞬間まで撮れたのは大きな収穫です。
昨年はEOS RPで撮影しており、ブルービーの飛翔まではなかなか捉えられませんでした。カメラとレンズの違いはもちろんありますが、この一年で被写体の動きを見ながら設定を変え、粘って待てるようになったことも写真に表れた気がします。
「去年とのカメラのレベルアップ、レンズのレベルアップと、自分の技術的な成長を確認できたのは良かった」
撮れた写真を見返しながら、素直にそう思えました。


オオセイボウには会えず、ヒゴタイも見頃前
ブルービーには会えましたが、昨年撮影できたオオセイボウは今回見つけられませんでした。
同じ青系の昆虫でも、オオセイボウの金属のような輝きはブルービーとはまったく違います。できれば今年も撮りたかったので、そこは少し残念でした。
ヒゴタイもまだ咲き始めで、群生全体のボリュームを写真で見せるには早い時期です。産山村の案内では、ヒゴタイの見頃は例年8月中旬から9月中旬ごろ。次は開花状況を確認し、花がしっかり色づいた頃にもう一度訪れたいと思います。
そのときは、ヒゴタイとブルービー、できればオオセイボウまで一緒に探してみたいです。

夏の昆虫撮影は水分を多めに
到着時の気温は28℃ほどでした。標高が少し高く、強い風も吹いていたため平地より過ごしやすく感じましたが、日差しはかなり強め。汗をかいても風ですぐ乾くような状態でした。
持って行った飲み物は500mlのペットボトル1本だけで、撮影中にすぐ空になりました。園内は広く傾斜もあるため、次回は最低でも1Lほど用意したいところです。
帽子やアームカバー、冷感タオルもあると安心。夢中でファインダーをのぞいていると休憩を忘れやすいので、ベンチを見つけたら意識して水分を取るくらいがちょうどよさそうです。
撮影後は白川そば隠庵へ
午前10時過ぎに撮影を終え、車で15分ほど離れた「白川そば隠庵」へ昼食に向かいました。
最近、蕎麦を以前よりおいしく感じるようになり、撮影旅の途中で立ち寄る楽しみのひとつになりつつあります。
お店に着いたのは、午前11時の開店に合わせたタイミング。ほかのお客さんはまだおらず、貸し切りのような静けさでした。
古民家の店内は落ち着いた雰囲気で、川側の席へ。すぐ近くから川のせせらぎが聞こえ、窓の外には鮮やかな緑色のモミジが見えます。
エアコンはありませんでしたが、不思議と暑さは感じませんでした。川から届く涼しさと緑を眺めながら、撮影後の体をゆっくり休められる時間です。



平たいお蕎麦と野草の天ぷら、だし巻き卵
蕎麦は少し平たい麺で、口に入れたときの食感もよく、おいしくいただきました。
天ぷらには、普段あまり見かけない野草も入っていました。見た目からは味を想像できませんでしたが、苦みや強い癖はなく、蕎麦と一緒に食べやすかったです。
だし巻き卵も注文しました。卵料理が好きな自分にとって、これはかなり贅沢な一品。ふんわりとした卵を味わいながら、撮影後の昼食まで楽しめたことがうれしくなりました。
出汁巻き卵の写真は撮り忘れです💦



白川そば隠庵へ車で入るときの注意点
ひとつ注意したいのが、車で敷地へ入るときです。
お店の手前で川に架かる小さな橋を渡りますが、橋の幅がかなり狭く、普通車でも少しひやひやしました。段差もあるため、勢いよく進まず、車幅と足元を確認しながらゆっくり渡ったほうが安心です。
大きな車や車高の低い車で訪れる方は、特に気をつけてください。

昨年との違いを感じた、ブルービー撮影の一日
見頃前のヒゴタイ、強風で揺れるミソハギ、なかなか姿を見せないブルービー。思いどおりにならない場面も多い撮影でした。
それでも、青い姿が現れた瞬間の高揚感と、飛翔する姿を写真に残せた手応えは、昨年にはなかったものです。機材が変わっただけではなく、設定や待ち方を考えながら撮れるようになったことにも気づけました。
撮影後は白川そば隠庵で、川の音と緑に包まれながらゆっくり昼食。朝から動き続けたあとの蕎麦とだし巻き卵は、いつも以上においしく感じました。
次は見頃を迎えたヒゴタイと、その周りを飛ぶブルービーを狙いたいところです。今回会えなかったオオセイボウも、またあの美しい姿を見せてくれることを楽しみにしています。



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